文明開化に伴い、牛肉需要が高まる明治初頭の東京。
滋賀県蒲生郡出身の竹中久次と森嶋留蔵兄弟が、浅草に近江牛の卸小売業を兼ねた牛鍋屋「米久」を開業しました。 かの高村光太郎が「米久の晩餐」として詩を遺すほど、お店は関東・関西を拠点に隆盛を極めます。
その血脈を、滋賀の地にて脈々と受け継ぐ「近江牛 毛利志満」がこの度、開発するに至った「牛鍋ハンバーグ」。 往時、巷に漂わせていた馥郁たる香りと味わいを再現すべく、当店のシェフが丹精込めてひとつずつ手づくりいたしました。
牛鍋は、関東で文明開化とともに流行しました。 当初の牛鍋は、味噌をベースとした味付けだったようです。明治後半から大正にかけて現在の割り下と同じ醤油と砂糖ベースのすき焼きが人気を博していきました。
牛鍋ハンバーグは溶き卵との相性が抜群で、まろやかな卵はお肉の旨みをぐっと引き出して、コクと味の深みを感じさせてくれます。
余計なものは一切入れず、焼きたてのハンバーグをすぐに冷凍することで旨みとなる肉汁を閉じ込め、さらにお肉のやわらかさを追求しています。
解凍せずに袋から取り出してレンジで3分(600W)あたためればすぐに召し上がっていただけますので、調理の必要はありません。
※加熱時間はレンジの機種・ワット数によって異なりますので、電子レンジの説明書を参考に加減してください。